作家 西村賢太/山人
ず、好きな本しか読まないこととしていた矢先の、西村氏の「やまいだれの歌」であった。
作家、西村賢太は二年前病死した。心疾患による急死だったようだが、いかにも氏らしい死に様だったと思う。まさに太く短く生き、そして何よりも濃い生きざまだったのではないだろうか。
ほぼ私のことをすべて語ってくれているような錯覚になり、彼に共感しているが、私は残念ながら気が小さいのだ。氏のような生き方は出来ないが、あらためて自分を知るいいきっかけになったと思う。
もちろん、また別の作品も探してみたいと思っている。
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