夜の歌/
レタス
枯れた林を彷徨い
冷たくなった手のひらに
息を吹きかけ暖める
きみに捧げるために拾った
紅い
紅い…
珠玉を握りしめ
月の言葉に誘われながら
独り歌を唄う
いまきみに恋してる
あまりにも深く
高鳴る胸が張り裂けるほど
切なくて
悲しくて
きみの寝息は静かに囁き
目覚めるのをそっと待っている
紅い花の想い出よりも深く
彼方に青い成層圏よりも高く
想いは遥かに遠い
きみを想い
静かに歌い続ける
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