ナメクジの唄/
レタス
オレは世の中の99.9999%以上の事象を知らない
バカで バカで どうしようもないバカなのだ
酒を飲んではくだを巻き
夜の闇に溶けるだけ
たったそれだけの存在を
月だけが優しく頬笑んでくれている…
とても有り難いことだけど
その意図がわからない
なんという喜劇か!
なんという悲劇か!
それでもギリギリの線で生きている
否… 生かされている
その祝福を甘んじて受け入れよう
覚醒と昏睡の狭間でサイコロを振りながら
明日の天気を占う日々は続く
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