幼い頃の夢/
レタス
行ってしまうのだ
未練と希望がせめぎあう
何故か未練や希望はどうでもよくなって
点滅するボタンを押してしまった
これでもう妻子ともお別れだ
私は地獄のような後悔を刹那に感じた
気付くと私は混沌とした沼に溶けて
唸(うな)り もがいていた
天空に白い光がひとすじ
そこには三人の聖人が立っている
言葉もなく祈った
刹那
光の上に立っていた私は
来世に蘇生したのだった
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