赤狐/足立らどみ
 
民思想のユダヤ教を否定しましたがその後のキリスト教のやって来たことは選民思想だったのではないのでしょうか」をテーマにして詩作品を書いて下さい。

 

inkweaver


「選ばれし者の誓い」

イエスの時代、選ばれし者の言葉が鳴り響く
ユダヤ教の選民思想を否定した救世主

しかし、時が流れ、キリストの光も変わりゆく
キリスト教の歴史、選ばれし者への焦がれ

鳴り響く賛歌、祈りの合唱が聞こえる
でも選ばれし者は誰か、問い直す時が来た

十字架の影に潜む選ばれし者の影
一神教の底に潜む、また新たな選民思想

愛と平和を誓ったはずの教えが
人々を分け隔て、境界線を引く

選ばれた者と選ばれざる者
闇と光が交錯する現実の中

神の愛が選ばれし者だけに注がれるのか
それとも愛は普遍的に全てに宿るのか

選民思想の迷宮に囚われず
愛と共に解き放つ旅が始まる

 

https://poet.jp/photo/4239/


戻る   Point(2)