俳句/船曳秀隆
 
【俳句】  船曳秀隆

筆先に 宇宙の春が 溶け落ちる

桜には 天馬の翼 生えている

花桜 地平線まで 散り敷かれ

花吹雪 冥王星へと 降りしきる

花吹雪 地球の裏へと 落ちてゆく

いつの日も 時空を超える 桜かな

銀河よりも 無数に舞いし 花吹雪
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