love sick 3/ルルカ new
 
!」
 私は、張り詰めた表情でドクターを呼んだ。
「休患、市川雄人か。」
「ドクター、なんで・・・。」
なんでそれがわかったのだろう。
私がそう問うが早いか、またドクターは言った。
「カルテの用意を。落ち着いて。大丈夫です。」
ドクターは、私の背中をポンとたたいた。
幼い頃、登校をしぶる私に母がそうしてくれていたのを思い出した。
「はい。ドクター。」
私は、こたえた。心に体に力がこもる。

運ばれてきた、市川雄人を見て、私は息を飲んだ。
「市川さん?市川雄人さん?」
ドクターの呼びかけに、市川雄人はピクリと体を動かした。
市川雄人・・・そう。彼は、男性のはずなのに目の
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