love sick 2/ルルカ new
ュアが光っていた。
「そうですか。それは良かったですね・・・。」
「はい。」
二人とも笑顔になった。・・・が、ドクターは、また顔を引き締めた。
「・・・と言いたい所ですが、いいですか、ここからが本番です。」
「・・・本番ですか。」
美穂の顔もつられて引き締まる。
「まあ、A君とB君としましょう。二人は、容姿、年収、学歴、性格、家庭環境、長所、短所、ここまで似ている人、そっくりな人はいないと言っていいくらい似ている。一瞬、二人の血縁関係を疑うが、二人には全く結びつきがない。」
「そうなんです。そこなんです。」
美穂は、いかにも困っていそうな表情を浮かべた。
「ここで、ちょっとズル
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