love sick 1/ルルカ new
 


love sick ...そう。ここは、恋の病を扱う病院。
私は、ここの受付をしている。

「あの!私、失恋してからというもの、涙が止まらなくて、家にいる時はもちろん、仕事中も・・・。」


今日も患者がやって来た。その行動から、すぐに新患とわかる。

「はい。保険証出してください。診察券作りますので、この用紙
のチェックがついている箇所に記入してくださいね。」


私が、そう言うと、彼女は、右手でボールペンを握り、左手で持ったミニタオルで、目頭をおさえた。

左手薬指にはリングが光っている。
私の視線に気づいて、記入が終わると、そそくさとタオルで隠しながら、
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