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由木名緒美
産まれ落ちた御魂は
宇宙へと駆け上がり
巨大な梯子となって神の座に王手をかける
悪しき伝承を断ち切り
空の器を掲げよ
神は阿鼻を望まれるだろう
よって
我々は優しさを掲げねばならない
神を人が超えていく時
宇宙は器を祝盃に変え
すべての時空に注ぐであろう
愛など下ろせ
隣人への微笑みで事足りる
その微笑みこそ
永遠の歴史を紡ぎ続けるものなのだから
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