メモ1/由比良 倖
 
点の青さも見えないくらい霞んでいて、それも黄色がかっているので、やっぱり優雅な霞なんかじゃなくて、季節外れの花粉……花粉の幽霊や砂が大気に満ちているみたいだと思う。流れる雲も見えない。こんな日でも、水辺には、あるいは枯れかけた草が生えていて、何処かの野原に行けば、赤や黄色の、名前も知らない花たちが、僕の心を和ませてくれるのだろうか? 僕には本当に縁遠い景色だ。


1.3
 迷いなんて無くなれば。イメージの中で生きられれば。僕が信じるものたち:人間、機械、言葉、音楽、アニメ、イラスト、消失、。、、、ディスプレイはとても優しいから撫でたくなる。身体が軽い。深遠さっていうのは、自分が小さくなる
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