朽腐/
あらい
違いを引き起こす線香花火
とてもみごとな閃輝暗点
掛け違えたダイヤル
夢や理屈を塗り込め
剥がれ落ち 凪いてしまった
あゝ火ということ、で
もみ消して あげた 易しい燻り、が
狼煙と掲げる 嚥下の帰した歯車なり
歪んでいる が はねをのばす
瑠璃愛玩鳥
ソナタは明瞭で囀る亘り
律動という名の
タップダンスを余興として
拙い嘴から腹にかけ
開かれた憎譜を抜く
露のことではなかったか
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