シナリオ・百合崎高校馬券部始末記?/平瀬たかのり
 
めるキャロ
   ル。涼歌、キャロルをじっと見つめて。

○同・縁側の上
   布団にくるまって寄りそって座る二人。
キャロル「小さいときから女の子が好きでさ」
涼歌「はい」
キャロル「周りと違うって自分でも分かって
 たんだ。でも、大きくなったら男の人好き
 になるんだろうって思ってた。けど高校入っ
 て、華織見たときダメだった。わたし女が
 好きな女なんだって、はっきり分かった」
涼歌「じゃあ、この同好会入ったのも」
キャロル「うん。華織と少しでもいっしょに
 いたかったから。お涼」
涼歌「はい」
キャロル「華織と一緒に頬っぺたひっつけて
 絵描いてもらったと
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