シナリオ・百合崎高校馬券部始末記?/平瀬たかのり
 
のかなぁ。だから
 みんなにも黙ってたの。だって年に一回し
 か会えないんだよ勇作とは」
キャロル「――彼氏だよ、それ」
華織「そうかな」
キャロル「うん。れっきとした彼氏だ」
  嬉しそうに微笑む華織。
千伽子「農家の手伝いしてたのは彼の影響?」
華織「う〜ん。ちょっとはあったかも。でも
 本当にわたし畑仕事好きだし」
涼歌「あ」
   涼歌ぽたぽた鼻血を出す。
千伽子「ちょっとお涼っ!」
涼歌「さ、さ、さーせん。だ、誰かティ、ティ
 シュ持ってないっすか」
華織「ほらお涼ちゃん」
   華織からポケットティッシュを受け取
   り鼻につめる涼歌。
遥「初めて
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