シナリオ・百合崎高校馬券部始末記?/平瀬たかのり
織「気に障った?」
涼歌「いや、逆に嬉しいっていうか。わたし
の絵の原点は、おじいちゃんのエロ絵です
から」
キャロル「何それ?」
涼歌「小五の時です。ひとりで留守番してる
とき親の部屋に入ったこととかありません
でした?」
キャロル「ああ、やるよね、そういうこと」
華織「うん。わたしもしたことある」
涼歌「そのときね、押入れの奥から見つけちゃっ
たんですよ。木の箱に入ったおじいちゃん
の描いた時代物のエロ絵たっくさん」
華織「絵描きさんだったの? お涼ちゃんの
おじいさん」
涼歌「いいえぇ。ただ趣味でやってただけみ
たいなんですけどね。フツーのやつ
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