シナリオ『百合崎高校馬券部始末記』?/平瀬たかのり
してたあの子」
涼歌「へえ」
遥「まあでもあいつらに食べさせてるのは本
来ウサギの餌になるようなところばっかり
なんだけどね、ははは」
涼歌「ウサギの餌……」
遥「ちゃんと茹でたら十分食べられます。脳
ミソ筋肉胃袋バカの弱小サッカー部員には
それで十分。サッカー部だけじゃないよ。
バスケ部、バレー部、卓球部からも注文く
る。七十個くらい作ったことあるよ。それ
取りついでくれてんのが今の備後くん。ま
あ、パシリだね。ははっ」
涼歌「……なんか遥さん、凄いっす」
遥「そうお」
涼歌「すごい生き生きしてる」
華織とキャロルが二人の方に歩いてく
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