ダムド・ライフ・シカエルボク/ホロウ・シカエルボク
 

自家中毒のなれの果て、日常の澱の中で、粘着いた息を吐きながらのたうち回る断末魔の蛇のような精神世界、床に食い込んで剥がれた爪に赤い軌跡が続いている、服毒に似た衝動、あらゆる歪みの中で、真直ぐな線こそが逆に忌わしく見える、叫びは内臓に食らいつき、命は常に喀血のような鮮烈さと代償を求める、俺は傀儡になったのだ、詩情という化物の…ギロギロと眼は次の犠牲を探し、呼吸は浅く、といって心は奇妙なほど静かに、道化ほどに言葉を撒き散らす俺を黙って見つめている―自ら選んだ行だろうと―ああ、その通りだ、俺は初めから分裂していた、年端も行かぬころからこの胸の内に、内なるものの目玉を、視線を感じて生きていた、透明な存
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