本を読む/日朗歩野
 
近くを見るとき
眼鏡を外すようになった

眼鏡なしで
本を読むと
沁みる
美味しさがちがう

眼鏡に頼らず
裸の自分で生きているという
喜びを背中にしょって
丸くなって本を読む





※スマホは目に刺さるからダメ。紙の本に限ります。
戻る   Point(7)