under the keel/竜門勇気
 

しゃべる腹骨の
茶会に出席する
縛られた客席に
爪を立ててなくねこ

底に落ちた白濁の
ひとりでにうたうねこ
猛り怒る神様に
ひとつ爪を立てるだろう

味がなくなるまで
僕たちは口に含む
動かなくなるまで待って
喋らなくなるまで待つ


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