AI report, n? 1/墨晶
 
や否や、「ブワ〜カ〜メエエエ!」と情け容赦ない嘲りの拳と蔑みの刃を突き付けてくるのではないか。しかしそれならそれで、花形さんらしいと思っていた。しかし、真性、いや真相は「漆黒の濡れた藪の中」、と云うミステリアスな言葉を遺してから、花形さんは淡々と下ネタエクスプロージョンを封じた作品をアップし始めた。
「おかしい・・何かが、起きてる・・」
 このままでは、例えばこれらの作品が初めて花形さんの作品との出会いと云うひとがいたら間違いなく「この作者はきっと思慮深く、人生の山河を朴訥に歩いてきた頑健な体躯を持った真面目な男」と想像するだろう。
「いかん、それはいかん。絶対いかん!」
 使命感などでは
[次のページ]
戻る   Point(2)