ザギ氏の誘惑/アラガイs
 
にその話しを匂わせたのはこの男だったのだ。
男はそう叫ぶと手には革の鞭を握りしめていた。片方の手には飾り棚から取り出した酒瓶が、、それを一気に飲み干すと再び男は叫んだ。
(縛れ!こいつを縛り上げろ。明日までただでは済まさないぞ。さあ覚悟しろ雛形、、)
男の顔は憎しみと酒の勢いからますます狂気に満ち溢れ、掛けてあるペニスのような面を顔で覆うと、鞭の叩きつける音を床にけたたましくまき散らした。
  (さあ、皆、、化けの皮は剥がれた。これから宴会だ!朝まで酔ってやる、叩くぞ。やるぞ。脱げ。服を脱がしてやれ、俺も脱ぐぞ。さあ、皆、みんなも脱げ!そこいら中の酒を、ワインを飲め、飲み干してやれ。それか
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