ザギ氏の誘惑/アラガイs
す術もなかった。
廊下へ上がるとすぐに右側猫の舌に広いリビングルームがあった。二つの腰掛けに大きなソファ。どれもこれもベルベットの生地で、壁紙に至っては高級なウィリアムモリス調の柄。そして、仕切りを挟んでその奥、その奥にはザギ氏の書斎らしき部屋が見える。
どっしりとした木製の広い机にナニモノか置いてあるモノそこに掛けてあるこの部屋の壁面。
!あ!ああ、またしても一同は眼を見張る。
( いや〜ん! なにこれ、ッチ〜 ん!こ、これは、すごいな、ワワわ、おう、ギャーン、、)
机の上から本棚にまぎれて置いある人形、大小様々なフィギュアの数々、、豪華な衣装を纏わせたモノもあれば、中には裸で禁
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