虚化可恣意/あらい
 
         わたしがわたしであることにたしか
               、などというあたいは
      数えるほどブサイクになるのであります。
            赤や黄色、青や緑といった、
自然の行為を腐らせ身に余る時に、
        例えば破れた外皮の褐色に敗れた夕
     まぐれでも、あじあわせておりましょうね。
よろしい
/ですか ゛
 未確認な視界に騙され此処までやっと来れたのです。

産み落としたミドリゴなど、の瞳をおおっていって
影絵芝居の銀糸が零れた、穢らわしい垂涎に至って
唇を遇わせるより躯で漬かって嘘偽りを擦り合わせ
     
[次のページ]
戻る   Point(1)