虚化可恣意/あらい
わたしがわたしであることにたしか
、などというあたいは
数えるほどブサイクになるのであります。
赤や黄色、青や緑といった、
自然の行為を腐らせ身に余る時に、
例えば破れた外皮の褐色に敗れた夕
まぐれでも、あじあわせておりましょうね。
よろしい
/ですか ゛
未確認な視界に騙され此処までやっと来れたのです。
産み落としたミドリゴなど、の瞳をおおっていって
影絵芝居の銀糸が零れた、穢らわしい垂涎に至って
唇を遇わせるより躯で漬かって嘘偽りを擦り合わせ
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