金色の時計を投げた日/服部 剛
 
今日で高校の
卒業式から三十年

あれから
僕は詩を書き始めた

思春期に砕けた
硝子(がらす)の日記は
時を経て夕陽色に染まった

あのひとは今、元気だろうか 










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