150年/白書易
と世界のあちこちに同じものがあるとおもっていました。
この国の中のそれぞれの地域にもきっとある。それぞれの場所に。
あんなに悲惨な戦争は世界のあちこちにあった。
ひとは何もない地面に杭を打ち立てて足場を組んで骨組みをつくり家を建てることができる。
そのような出来事を土地の神様が見守ってくださる間は私たちは暮すことができる。
何度でも水平線から太陽が昇るように。
そのようなことを感じた。
領主があって土地を治めていた時代の彼らの庭は整えられていたのかもしれませんが、
そうでないとしたならばどうしよう。
海の向うから船がこなければよかったのに。同じことをしてしまった。
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