浄罪、いいや 冠水。/あらい
永遠とはなんだろう
『銃槍 血痕 轍 焼跡の花だ。』
『夢幻の内にいる水平線には、
ひどくきたない月影は残存している。』
小枝をたたむ 河原になって
氷が覆う 心臓の周りを
何周でも血が循環する
もうすぐにみらいと手にかけるのに
億劫にも見送るような真似を施された
にごりのおとよ。
(キミではないな。)
足を投げ出して
/ただ酔わせて
/あわさった影が隠される。
あのてこのて(が)ちらちらとくるおしい(ので)
うしろからがくりと頷かせて
空いた口が閉まらないくせに
くちびらはこんなにも熱を銜えさせるのだから
肩から釘を打ちつけ
背に花束
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