読むことのスリル──ひだかたけし小論(3)/朧月夜
ルズを初めて聴いた中二の休み時間
直観と感覚が一体化した
直観は向こうの奥底からやって来て
感覚はこちらの世界からやって来て
繋がり共働した
僕はこんなにも自由だ
僕はこんなにも解き放たれ
僕は自由そのものだ
「世俗性」と単純に言いましたが、こういった詩のなかでも、氏の詩との格闘が行われていることを見ることができます。「直観は向こうの奥底からやって来て/感覚はこちらの世界からやって来て/繋がり共働した」というのは、容易に読者の解釈を許さないような表現でしょう。
わたしは、ビートルズと言えば「ハード・デイズ・ナイト」や「イエロー・サブマリン
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