独り言3.3/zenyama太郎
 
○「春がまた巡ってきた」

梅の花が咲き
鴬が鳴き
桜の花が咲く
春が
また巡ってきた
春は
別れのとき
出会いのとき
悲喜こもごもの春が
また巡ってきた
僕も七十回目の春が巡ってきた
梅の木が梅の花を咲かすように
桜の木が桜の花を咲かすように
僕は僕の古希の花を心に咲かそう
そして夏へ向かって
希望の葉を茂らしていこう
夢の葉を茂らしていこう
寒かった年の春には
樹木がよく茂るという
僕も命のかぎり懸命に茂らしていこう







戻る   Point(6)