もしも言葉が選べたら/
それがあるため
ぼさぼさとした月曜日に浮腫んでいた。振り下ろされた槌のように言葉はズキズキと痛かった。白くふやけている溺れ死んだような朝の水深が深くなったようにツンとしている。なんてつめたい足をしているのと言うように顔を洗う。寝ている手をぴくつかせるように、おはよう。もうずいぶんなかったことだ。
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