ヒスグラの同人誌/こんにちは!みんです
 
いつのまにか見かけなくなり、存在を忘れられたまま何年も過ぎていた。

結局私の全存在は希薄なまま私の心を保護するためのものであり続け、気軽で受動的な美的感覚は相変わらず徒に私の心を動かし、私は永遠の凡人である。彼は命を削って泣くことができるが、私は自分の欠けるところを自らの目から隠すためにしか感情を遣うことができなかった。それでもいい、そういう人生もあるのだと彼には肯定してほしい。7950円のヒスグラのタンクトップを。
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