独り言2.3/zenyama太郎
 
ているなら
私の見る目がなかったということだろう
一方私をふった女は
今どこにどうして暮らしているだろう
私よりもいい男でなかったなら
彼女の見る目がなかったということだろう

○「青春の回想2」

ドライブ中彼女が
いつ頃結婚するつもりか、と聞いた
僕は今それどころじゃない
仕事が決まってからでないとと答えた
いつ頃になりそうか、とまた聞いた
30までには結婚するつもりだと答えた
私はそんなに待てないと彼女がつぶやいた
僕はほんとうは早く仕事を決めて
プラポーズしたかったんだけど
それはその時言えなかった
しばらくすると、今度新しいところに就職することになった
とさらに彼女がいった
僕がそれはどこなの?と繰り返し聞いても
なぜか彼女は無言のままだった
その後それっきり連絡がとれなくなった





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