お母さん、麦茶持ってきて/
それがあるため
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タイトルだけをうわごとのようにつぶやきはじめた、ボタン穴からぬるりとでてくる朝がぼくのようになきはじめたら、折り目を熱くなるくらいにジンジンとひらいて骨格みたいにつめたいままでひらかないで。お母さん。泡まみれになった海辺でよせてはかえすように愛し合ったあなたが美しかった七月に、お母さん、お母さん。麦茶持ってきて。
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