愛と赦しの恐ろしさについて/秋田の米はうまい
 
ってからもキリスト教を布教し続けている時代の物語で、ネロの弾圧が激化し最後にペテロとパウロが処刑されるところまで描かれている。
ペテロは守るべき信者が生きたままたいまつにされ、闘技場で残虐に殺される現状に対し、ローマを一旦離れることを決意する。
そしてアッピア街道を歩いていると、そこに何十年も信じ続け祈り続けた主が姿を表す。
「主よいずこへ」ととっさに声をかけたペテロに対しキリストは
「お前がローマの信徒を見捨てて行こうというのであれば私はもう一度ローマに戻り磔になろう」と言うのだった。
ペテロは生前のキリストから「お前は鶏が鳴く前に三度私を知らないと言うだろう」と言われ、追手から逃れる
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