【批評ギルド】『東京少年(皆のウタ)』リョウ/Monk
はいろんな人間がいてお
もしろいもんだと思っているので、これからも変わる時がくれば変わるだろう。
「東京少年」を読んでいてふと自分の少年だった頃に考えていたことを思い出
してみたけれど、いやぁ僕も東京少年だったなぁという書き方はできないこと
がわかった。彼ら東京少年を取り巻く、悩み、欲望、矛盾、説教、自由、不自
由、大人、ナイフなどなどは一つ一つ判断を下し、つきあっていけば良い物事
だと僕は思ってしまう。でも彼らは全てのことを同時に受け止めて時に飽和し、
時に放棄するだろう。「全て」を「同時に」だから。
そして彼らの周囲が全てを同時に要求しているのも事実だった。
それでも
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