猫のように/soft_machine
ネオン管に伐りまかれ
純粋にとり込まれた艀や汀
ほんとうには離れるつもりないんでしょ
こころから落ちてくゆるひらの
退屈さ
におい感じた
猫のように
丁寧にたたもうと
手荒くまるめようと
思い出すはしから幸せがこぼれる
たましいの詰め合わせを再生したら
痛ましく見えたから
抗えなかった
ばけもの共にあふれる感情
永遠をさとられ
猫のように高いとこから飛びたとうした
おさなくて吹いたあの雲に
この息は届いたろうか
届いたって
信じてきた
どうしてって枯れてゆくのが好きなんだから
たとえば命
まあたらしいのがどしてか古ぼけて見えて
可愛かった
だ
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