詩の日めくり 二〇二二年八月一日─三十一日/田中宏輔
 
ると祖先はまったく答えない。


二〇二二年八月十九日 「夢」


 ママンが夢に出てきた。魚料理をつくってくれて、それを食べたのだった。魚は巨大な白身魚だった。いつもおいしい料理をつくってくれてた。


二〇二二年八月二十日 「あざ笑う死体」


 5作目は、A・A・ウォルドの「あざ笑う死体」未来のアメリカが舞台。ひとりの少年の全裸刺殺死体が発見される。警察官が主人公。犯人はだれか? 死体に痕跡が残っていた。死体は200年ほどむかしのものだったのだ。だれがそんな死体を街に持ち込んだのか。さいごの一行まで目が離せなかった。


二〇二二年八月二十一日 「日知庵」

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