詩の日めくり 二〇二二年八月一日─三十一日/田中宏輔
・グリーンの「決断者たち」植民しようとしている惑星に、知的生命体がいる場合は、植民しないことになっている。導師という立場からそれを決断する主人公。惑星には、あざらしに似た集合知生体がいた。惑星には鉱物資源が豊富だ。決断はいかに? この作品はすごくおもしろかった。
二〇二二年八月十二日 「夢」
大岡 信先生の夢を見た。先生の授業は複雑な経路を見せてそれが閉回路になっているかどうかと尋ねられる授業だった。回路にはカレーが流された。ぼくたち生徒はキャッキャと言っては騒ぎながら回路をいじっていたのだった。先生の解説は論理的で明晰で、ぼくたちはあこがれの目で先生を見ていたのだった。
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