猶 なぜ 拾い集める/あらい
ずぼら一夜は古く染み渡り多くを喋れない
新しく注ぐ液体に有る、
天体は衝突した
一対の豚とモノラルを舐めるようだ
片耳のジャズを覗き見る、
左右は甘い、
よく儲かる香炉から外れている胚芽を催す
片端の喃語を受け入れる、
喉を鳴らしたなら
ふしくれの鋭利な刀は数あるビジョンを殺める
戦場の菱形を距離遠く追いつけない
もはやこれまで。光源は砂糖黍畑へと見做す
まさぐる手筈とする、化するような戯れのような
最終章 仰せのままに
卑下を摘んで着る きぐるみを培養駅に返す
乗り遅れた文書を充てがう 受話器を倒れないように
傍らから支えてあげよう
ノルマの無いマジック
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