花屋への道/soft_machine
だとか
こどもは動きすぎて
ふり返らない
自分がしてること
そう、お花屋さんの裏庭には
くらい井戸があって
ことば足らずの 魂をからかっては
ひとつづつ 沈めた
泣くほど哀しくなんかない
笑うくらい 嬉しくも
ただ、なんとなく
時々ぼんやりするなみだにも
理由を つけて、あげたいよ
知らない人との
電話をきるたび
誰かのこころに触れて
秋によく似合ったことばが 好き
走りだす 誰かさんに
さらわれて
何処までもついてくる
しっぽを振り払って
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