プラスチックの笛の音/
TAT
苦しいが泣く程ではない
楽しいが笑う程ではない
ムカつくが怒る程ではないし
嬉しいが赦す程ではない
結果僕は
虫みたいな無表情で日々を暮らしているが
それは当然の帰結で
僕に言わせれば世界の方が脆弱なんだ
だって救いが無いのなら
システムの穴を
縫いながら生きてゆくべきだろ無論
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