怎生。相生い/あらい
 
紅葉は暁の棘を落し偽装される
共感覚を奔らせた 多くの人々の間で、
牡丹――哀愁は暗褐色の

その鍵と旋盤を前奏曲と外壁に配したように見える
河原での吹き溜まりでの、〈塒〉

――冗談では、ない

弌つの根本から天花は貳の幹が栄え
死人のような陸地は碌に図録にもない饗宴の〈途〉

焼印は捌月のままメッセージに
遺される模写は漂流を繰り返す
金管楽器の延長線上に
〈一歩も、〉
素描を繰り返す。亘る無軌道に棒立ち
饐えた臭いが夕刻を動員し
じっと観察する横顔がある

『何故に風雲』明らかに嗅ぎ回る

六角箱にほったらかしの穴場は筋交いがあると
示す、なら舞
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