まで/
あらい
ひとつ
までのみちの
私達の針は
玻璃は
梁は
鋭く隊列を汲み
酌みだし
あいだを
深くながく
とおし
おもいきずの
くいあらし
くぎづけにする
棹は跳ね上がり
抱き起こした咎人の
わたしらが
うみのめざめの刻
わたしらが
つちをふみしめる
戻る
編
削
Point
(1)