アマリトヲクマデ/あらい
 
ませた端末機に劣る
腹黒い優しい気持ち、
底に着席する神様たち
時刻表は大分嘘をついていたが
昨日には誰も勝てない
月のあかりは今日もなく
担がれた暗号がウインクしている
蛍光灯はキリキリとないて
秋はもうすぐに転落していく
くらくらするだけの可視光線を浴びても
体温はかわらない、金紗の葬列を
呪いのように穿き続ける
拾い物の木枯らしを、
被害者に被せる
魔女はどこにいて、
何を知っているのだろうと

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