裳の形地/
あらい
人は振り返らなかった
わたしのかわりに(のびてしまうのでした)
結局水槽の機械化は間に合わなかった
ならばせたこどもは(くぐりぬけるといった)
あれが自由なのか いちばんにかたまり、
とめ、よる――はねる。
無街燈に照らせ
ひたむきに
いっぱいいっぱい
真珠は、石ころは。万年、つるべに噴き上がる
「あれは 鳩ではありませんでしたよ」
じめついた冷笑の。白玉の汗を吸わせる 項などして
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