言ふなかれ、君よ、わかれを、/藤原 実
を成すべきである。氣品と香氣とを組むべきである。」
}
しかし、そんな白秋が書いたのは次のような詩でした。
{引用= 『海軍魂』 北原白秋
1
皮を斬らして肉を斬り
肉を斬らして骨を斬る
必殺の劍君知るか。
これだ、この膽、この捨身。
2
Zかかげたむかしから
守りつたへたこのおしへ。
百發しかも百中の
腕だ、この的、この狙ひ。
3
敢て真向ふ敵にして
比率が何ぞ、量何ぞ、
轟沈、爆破、だァ んだんと
今だ、この弾、この気ぐみ。
4
水づく屍と覺悟すりゃ
いつもほがらな面だましい。
とどめだ敵
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