トレース/あらい
少女たちの仙花紙は
つかれたからだで格子状にすがれていく
タマシイは夜通し泣き明かすかのような
壁掛けの『轍さえない道』
原点:知識は底なしに、木の股から生え
憶測:それはひそやかに、延焼し続ける
梯子をかける
/執念といった
/五感がある
魂の片割れ セレナーデを見渡せる、
阿弥陀様といったところ
団子状のお辞儀に襤褸を着る、土台の。
流し込まれた深夜を徘徊する
どちらにせよ 天の神様はとどまらない
そう飲み明かした同級生は 不摂生にも
(時代が、) わからないから、
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