なんでも鑑定団/ホカチャン
「今日は親の鑑定よろしくお願いします」
「どうして親を鑑定に出されたんですか」
「いつも介護していて、ふと親っていくらするものかと思いまして」
「いつ頃できたものですか」
「百年前です」
「作者は?」
「作者は神様です」
「なるほど」
「大分あちこち傷んでいますが、まだ動きます、口もききます」
「ご希望額は?」
「50万です」
「50万だったらどうしますか」
「すぐに手ばなします、鑑定よろしくお願いします」
「さて、鑑定は?」
「0円でした!!史上最低額です!」
「確かに神様の作品です!これは間違いありません。
大分傷んでいますが、世界に一つの作品ですので、大事になさってください。鑑定は0円でもあなた様にとってはお金にかえられない大事なものだとおもいますよ。」
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