背負子のウチに/あらい
 
夕涼みの足音までに素材として肩組んだPeace
アクリルは釘で刳る鴉のウタ 雨天の、種

古着に火曜日、
木製から響く 実話としてのプリズム
風刺画みたいな現金贈与 さして。

見渡さないで告げ口、
いただかないで、
ファンタジックに。
見下すCARDは伏せたままよ

鳥の始点担って 責任者の草色は小耳な話
パーテーションの奥で寄り掛かる過敏たち
追い討ちを描ける、四季を謎って ルーペで膨らむ
実験的花花しい、爪痕を気にするだけ

切迫したとろ火
踏み鳴らした Air
晴れやかなバトン
はげちょろげの
指紋と陰門を教えて

スライスしちゃった バナナの環状論を
抜けたように梳いている。あおむきで
風に振れる 飛び石は支離滅裂、
boat上のこぶりにも曰く、
真っ直ぐに抜けられないので

廻角 重ね傘音

正確は知らぬ間に ゆめのにおいと、幾許の
悔悟を放って 飛び立てぬ文鳥のあとを拭う
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