DEEP RIVER BLUES/壮佑
 
 ドク・ワトソン(Doc Watson)は、アメリカン・フォークやマウンテン・ミュージック、そしてヒルビリーやブルーグラスの流れを受けたカントリー音楽のみならず、広くアメリカン・ミュージックの世界では歴史的な人物だ。
 彼がカバーしてよく知られるようになった曲の一つに、ザ・デルモア・ブラザース(The Delmore Brothers)が1933年にリリースした、ディープ・リヴァー・ブルースがある。

 (雨よ降れ 流れて行け
  雨よ降れ もっともっと降れ
  深い川のブルースだ) 

 八代亜紀の昔のヒット曲『雨の慕情』を思い出しますね。彼女は若い頃からジャズ・ヴォーカリスト志望
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