老師の話/zenyama太郎
ールバスに向かいました。町で親子三人で歩いている先輩に出会った時には心臓が震えました。お前この頃つめたくなったな!と言われたときにはただ下を向いてじっとしているしかありませんでした。そうこうするうちにある日先輩が鉄道自殺をした!という話が飛び込んできました。私はそれを聞いて信じられないという気持ちとほっとするような気持ちになりました。ある日友だちとその自殺現場を訪れました。するとそこにちょうど先輩の両親も見えていました。私はこれはまずい!と思い見つからないうちに引き返そうとしましたが、両親に見つかってしまい待ってくださいと声をかけられ追いかけてこられました。私は何かものすごく嫌なことを言われると思い身を固めていました。すると正面にこられてうちの息子が大変お世話になりました。やっと友だちができたといってあなたのことをよく話していたんですよといわれ頭を深々と下げられました。」
このような話をされた後に
道元禅師の「愛語よく廻天の力あり」といわれました。
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